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元柳町 (仙台市)[もとやなぎまち] 元柳町(もとやなぎまち)は、江戸時代から昭和の住居表示施行まで、現在の宮城県仙台市青葉区で用いられた町名および道路名。市の「歴史的町名等活用推進事業〔歴史的町名等活用推進事業 (仙台市)〕」により、元柳町の一部が「元柳町通り」として道路名に認定されている。なお、「地番入り仙台市全国大正15年度最新版」の仙台市町名一覧表では「本柳町」と記載されている〔歴史的町名復活検討委員会報告 資料 (仙台市「歴史的町名復活検討委員会 」)〕。
== 前史 ==
伊達氏は臣下の武士のみならず、支配下の商人も自らの本拠地が替われば共に従わせた。伊達氏支配下の商人たちは町単位で移転し、それらは御譜代町と呼ばれた。そのうちの1町が「柳町」である。伊達政宗に従って仙台城下町に移転してきた「柳町」は当初、他の御譜代町の西側に隣接する形で、現在の西公園通り沿いの西公園の東側辺りにあった。しかし、若林城が築城された1627年(寛永4年)頃、「柳町」は奥州街道沿いの現在地に移転してしまう。 その後、「柳町」が移転した跡地は「元柳町」と呼ばれるようになった。仙台城下町では「○○丁」(○○ちょう)は侍町、「○○町」(○○まち)は町人町と呼ぶ法則があるが(参照)、「元柳町」は「町」(まち)という名称ながら武家屋敷や職人町となった。 同様に、町人町から侍町に変更になり「元○○」と称する仙台城下町の町名には「元鍛冶丁」があるが、こちらは鍛冶という町人の職業名を用いながらも侍町を意味する「丁」を用い、「もとかじちょう」と侍町の読み方をしている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「元柳町 (仙台市)」の詳細全文を読む
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